刈り取った時はこんな感じです。

脂や汚れをきれいに洗うとこうなります。
羊毛を洗うには、練りモノゲンを溶かしたお湯に、一晩ウールをつけ置きします。

上の写真が良く分かりますが、クリクリと波状になっているのが“クリンプ”です。ウールの特性はほとんど このクリンプがあるためです。
伸縮する、保温によい、絡み合うなど。絡み合うことで、糸状になったり、フェルト状になったりします。
人間の毛と同じく表面にはウロコ状の“スケール”があります。そのため、水滴や汚れがしみ込むのを防いでくれます。
スケールを開閉することで湿度調整もできます。登山にはウールの下着を着けるのが良いと言われる所以ですね。