2012年04月17日

おはぐろの木

近所の空き地でみつけたヌルデの木です。



万葉集にも登場する ヌルデ
江戸時代は既婚女性が歯に塗っていた 《おはぐろ》 に使われていました。

同じ仲間の ウルシ と間違われやすいのですが
ヌルデ には茎(葉の一部ですが・・・)に  があります。 ↓ 



さて 染色に使うのは このヌルデに住むアブラムシのおうち 虫こぶです。
五倍子(ごばいし 又は ふし)といって
乾燥させたものを染料屋さんで買っていますので
直接虫を煮詰めるわけではありません(^_^ゞ



タンニンが多く含まれているので 少しの量で染めることができます。

日本の伝統色の 《空五倍子色》 うつぶしいろ に染まるはず・・・
ですが、大抵の場合
鉄媒染で 紫がかったグレーに染まります。



もちろん 空五倍子色 に染まる時もあります ↓ 



こちらはベージュっぽいグレー
空五倍子色 R97,G83,B70

どちらもはんなりした好い色です♪



明日18日まで 河口湖桜まつりに出店中です。

21日・22日は 山形 松ヶ岡開墾
庄内クラフト に出店します。

鶴岡市羽黒庁舎から会場まで無料シャトルバス
10分~15分間隔で運行されますのでご利用ください。

posted by Tsu at 14:14| 染材 | 更新情報をチェックする