まず元の羊毛です。

“湿潤”
ぬるま湯に浸けておきます。
これをしっかりしないと ムラになったり 芯まで染まらなかったりします。
私は前の日の晩に次の日に染める分を浸けて置いておきます。

軽く脱水。
“媒染”
ミョウバンや木酢酸鉄などを溶かした液で煮ます。

脱水してぬるま湯ですすぎ、また軽く脱水。
染材を煮出します。
たとえば、コチニールの場合
すり鉢でつぶしたり、木槌でたたいたりして色素が出やすいようにします。
7回も8回も煮出すんですよ


その煮汁で媒染した羊毛を煮る。
温度が下がっていく時に色素を吸い込んでくれるので、鍋の中で浸けたまま冷まします。

脱水してぬるま湯ですすぎ、また軽く脱水。
広げて陰干しします。
最後にカードをかけてきれいに毛並みを整えます。

ね、結構手間かかってますでしょ

これでやっと草木染の羊毛が出来上がり

羊毛の染色に参考になる本です


ウールの植物染色

続・ウールの植物染色
寺村 祐子
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