2008年03月07日

美ら藍(Chulae~)・・続き

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『美ら藍』は沖縄県名護市のオーシッタイ(大湿帯)で作られています。

沖縄には3種類の藍草があるそうです。

蓼科の藍

豆科の木藍(きあい)

きつねのまご科の琉球藍


その中で 琉球絣、紅型(びんがた)、宮古上布、八重山上布など

沖縄の伝統的な染織に使われてきたのが琉球藍です。


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琉球藍は 色止めの際に、化学物質ではなく酢を用いて天然のままに定着させることができます。

濃度が高くなればなるほど赤みを帯び、紫色の光を放つのも琉球藍の特徴の一つです。


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やまあい工房では、100%琉球藍で手染めした布を『美ら藍』と名付け、展示会を開催されています。

オーシッタイ工芸村では 藍染の他にも 綿糸の紡ぎや陶芸も体験できます。


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媒染剤などの薬品を使わずに 100%天然染料で染める・・・理想の草木染です。手間のかかる大変な作業ですし、それなりの環境や場所が必要ですよね。講演を聞かせて頂いてほんとうに頭の下がる思いでした。

街中では なかなかそうもいかず、ついつい媒染剤に頼ってしまいますが、せめて廃液処理はきっちりしようと あらためて思いました。

廃液処理についてはまた後日UPしてみようと考え中ですひらめき



参考にさせていただいた資料です。

オキナワアーカイブ 《藍》上山弘子(やまあい工房)
いのちの道 上山弘子(やまあい工房) 





posted by Tsu at 15:04| Comment(0) | 染色について | 更新情報をチェックする
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